第１回美山音楽祭レポート（１０）　ワークショップ②＠旧平屋小学校

言葉を使わない音楽で、気持ちを伝えたり受け取ったりできることって、実はすごいこと。
気持ちを伝えるのは、メロディーやリズム、ハーモニーといった楽譜に書かれていることだけでなく、
実際に演奏する人がどのように演奏するか、によってもいくらでもニュアンスを付け加えることができます。

このワークショップでは、音楽で気持ちを伝えること・受け取ることの楽しさと難しさを、ゲームを通じて実感しました。

たとえば、写真の４択。お客さんの中から一人が前に出てきて、打楽器を一つ手に取り、「ねむい」「びっくり」「つかれた」「おもしろい」の中からどれか一つを表現して、他の人たちに伝えようとします。

本人は「これはもう明らかに伝わっただろう」と思っても、他の人は演奏する人のいろんなところを見ているもの。耳だけじゃなく、五感を総動員して聞きますから、思ってもない解釈が飛び出るなどして本当に面白い！

表現するって、難しいけれども、伝える側も受け取る側もこんなにも自由で楽しいことなんだ、とみなさんに楽しんでいただけました！